こんにちは。ゲームプログラマーのヤマヤタケシです。
プログラマになるにはどうすればいいですか?の反響の大きさにあやかって2匹目のどじょうを狙っています。
問. ゲームクリエーターになるにはどうすればいいですか?
答. UnityというツールをドットインストールのUnity入門を見ながらいじくり回しましょう。
3分間の26講義が終わるころにはシンプルな3Dのゲームが完成です。
マジです。
そこから先は企画力とデザイン力と根気の勝負になりますが、最初の一歩は踏み出せます。
Unity(ユニティ)は統合ゲーム開発環境です。2年ぐらい前から話題になっていましたが、遅まきながらいじってみました。一言でいうなら「すごい」ですね。時代はここまで来ましたか・・・。
ゲーム業界で働いていた10年間の3D関連のプログラミング経験という足元の土台が崩れ落ちていく感覚に襲われました。マトリクスとかベクトルとか衝突判定とかカメラとかライトとか物理演算とかキャラのスクリプトとかそれらを統合するノウハウとか、全部Unityに実装済みです。
更に、マルチプラットフォームです。ビルド設定を変えるだけでWindows, Mac, Linux, iOS, Android, Windows Phone, Black Berry…の実行パッケージが出力できます。
今からの人はUnityを使うだけ全部入手できます。
意識の高い系ゲームプログラマーが目指すゴールみたいなツールです。
その結果、ゲームプログラマいらないじゃんと思ってしまうようなツールです。
こういうツールが出てくるとゲームプログラマーの仕事も変化せざるを得ないでしょう。
少なくとも人数は減らせますね・・・。
でも、プログラマの仕事はなくならないと自分は信じてます!
あ、Unityを使って作られたゲームリストを見ると、『ドラゴンクエストVIII』がiPhone/Android に使われているんですね。
ビックタイトルが採用するぐらいに枯れたんですね。これも安心感につながります。
俺には10年間の経験がある!という自信がエクトプラズムのように口から抜けていきました・・・。
いやいや、経験があるからこそすぐに学べるんだぜ!と、前向きに気合を入れ直しましょう。
ドットインストールのUnity入門の受講者の状況は次のとおりです。
閲覧数 224,728
学習中 2,162
完了済 569
関心のある人のうち約1%しか行動に移さないようです。今がチャンスです。
しかも閲覧数の 0.25% の人しか完了していません!
Unityはすごいツールです。
それなしの時代には戻れません。
今からゲームクリーエーターを目指す人はUnityをまずはいじってみましょう。
そんじゃまた。
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ゲームは今までずっと技術でゴリ押す時代でしたが、他のメディアである小説、マンガ、映画、テレビのようにコンテンツで勝負する時代になりました。もう白黒をカラーにしたり、解像度を上げていれば新規性を得られたようにはいきません。逆に言えばゲームというメディアは開かれた場所になりました。テレビみたいに一発で消費されるようなコンテンツが増えていくと思いますし、他業種との垣根がなくなっていきます。コストの壁で却下されていたようなニッチな趣向のゲームが増えそうですし、自給自足できますね。
初めまして、記事大変興味深く拝見させて頂きました。
ゲームクリエイターと言うと昔は敷居が高くて中々手が出せないといった印象でしたが、現在は手の届く職業になったと言いますか。
ゲームアプリの開発でお小遣い稼ぎなんて話も良く耳にしますし、ゲームに限らず、クリエイターさんが活躍する場が昔より身近になったものだなと思いました。
統合ゲーム開発環境と聞くとなんだかワクワクした気持ちにもなりますね。
10年サラリーマンゲームプログラマーやって、いろいろあってフリーランス4日目です。すいません、ややこしいタイトルをつけてしまって・・・。先のコメントにも書きましたが、お金と時間があるならば教えてもらうのが多くの人にとって一番かもしれません。しかし、最初の一歩にしてはコストが大きすぎます。休日の1日とパソコンとインターネットで始められる!しかも結構スゴイとこまで!と言いたいわけです。
あなたは学生さんでしょうか?
もし学生さんなら、life is tech 等のプログラミングスクールがあります。
いかに優れたソフトがあっても、1から始めるのは容易ではありません。
スクールに行き、教えてもらうことが一歩であると思います。
また、プロのプログラマーさんなどとのコネクションも得ることができます。
昔はコンパイラを3万円出して買いました。学生には大きな出費でした。今は恵まれすぎているくらいに恵まれています。デジタルの世界に限って言えば世の中良い方向へ進歩しています。既存の物がどんどんオープンになってます。今までの車輪の再発明によるコストが節約できるようになり、進歩の速度が加速しています。お金を稼ぐというのは、差別化が重要になります。低予算になったらなったで、別の要因で競争せざるを得ないので学生さんは楽にはなりません。ただ、社会としては高くて使えないシステムが使えるようになりました。それは素直に喜びましょう。
Android対応のアプリを作ってみることから始めて、特に手応えがあったものをポートフォリオとしてゲーム会社に提出すればいい線いくんじゃないでしょうか。某群馬の野望を作られた方はヒットを出すまでかなりの数のゲームを作ったそうですよね。
Java言語未経験者向けのアプリゲームの作り方のサイトなども無料で見れる時代ですし、昔と比べて低予算ですぐ勉強を開始できるので学生さんなどでも目指しやすくなったのではないかと思いますね。
応援ありがとうございます!
台湾から日本への進出を狙っているということで、日本もウカウカしてられません。文化の壁があるとは思いますが、台湾は親日で日本文化への理解が深いと聞いています。更に日本人スタッフを入れて微妙な不自然さを取り除く戦略でしょう!サンシャイン牧場で日本で使わない漢字が微妙混じっていて違和感を覚えましたが、そういうのを防止できますね。
今の日本は原発を止めているために、燃料費が高ついて貿易赤字になりました。
しょうがないので、外国でウケルコンテンツを作って、外貨を稼ぎましょう!
初めまして。知人が台湾(台北市内)のゲーム制作会社で働いています。中国語圏の会社が本気で日本進出を目指しているそうです。彼女は全くの畑違いからの転職で(前は本屋さんで働く非正規労働者でした)、ゲームを知らないど素人でしたが、彼女いわく「日本人だから」という理由で雇われていました。上司も日本人だそうです。
最初はゲームプランナーから出発していました。(プログラマー等の話とは関係ありませんが)最近はスマホ用のゲームのアップデート作業も毎週のようにあって、会社に寝泊まりすることが多く、なかなか家に帰れず途方に暮れている模様です。給料は良いそうですが…。とりあえず、会社内の人の出入りが激しいために会社内の1つの職種にとどまらず、何でも覚えて、何でもこなしていかなければならないそうです。(今思えば、良いツールがあるから少し勉強すれば誰でも簡単にゲームを作れるよと言っていたのはUnity?というソフトのことかもしれません。)
ゲームを作るのには専門学校に行かなくても可能みたいですし、日本企業だけでなく台湾や中国のメーカーも時々日本人に向けて求人募集を出しているということに私も驚いています。
かげながらヤマヤタケシを応援しています。ぜひ、もっともっと有名になってください。
2010年の質問の答え
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1134994101
を見ると、たった3年なのにすごい変わるなぁと思います。
このコメントによりこの記事を書いたことが報われました!
私はゲームクリエイターになりたくて専門学校に通っています。
このブログを見てUnityに関心を持ち、実際に使ってみました。
「3分間の26講義が終わるころにはシンプルな3Dのゲームが完成です」とあったけど、これはかなり本当です。今までかなり苦労していた作業も難なくクリアできます。興味ある方はぜひ使ってみるといいと思います。
ゲームクリエイターになるための近道になりそうです♪
そうですね、生活費を1人でゲームを作って稼ぐのは難しいと思います。しかし、本業「画家」、副業「ゲーム会社のデザイナー」という人を知っています。他人から見ればデザイナーの仕事でメシを食っているのだからそっちが本業と言われるかもしれませんが、どっちが本業かは自分で決めててカッコイイです。バスフィッシング・プロフェッショナル略してバスプロも本業で生活費をまかなっている人は少ないそうです。私のゲームクリエーターのイメージは、映画監督が一番近いです。映画監督も予算をとれなければ一人で映画を作るでしょうから、ゲームクリエーターも予算がないなら一人でゲームを作れば良いのです。ゲームを作っていればゲームクリエーターです。生活費をどうやって調達するかは別件です。
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発想と自信とお金があればプログラムも絵も音楽も「外注」できます!プログラムを勉強するだけがゲームクリエーターへの道ではありません。いろんなアプローチがあります。Unityを自分で覚えてゲームを作るのはその手段のなかでも、かなり良いと思います。
はじめまして。記事読ませていただきました。
私のイメージでは、ゲームクリエイターは小説家と並んで
「夢見る人は多いけれど、実際になる人はとても少ない」
職業だと思っています。
ちょっと前にケータイ小説なんてのが流行しましたが、
この記事を読んで、ゲーム業界にもそういう時代がやってくるのかな、と感じました。
そのうち、「副業 ゲームクリエイター」なんて人が増えるかもしれませんね。
仰るとおりなのですが、それは都会の話です。富山の田舎には「ゲーム会社のバイト」とか「ゲーム専門学校」が近くありません。引っ越しを伴うので気楽には踏みきれないでしょう。しかし、このインターネット時代、機会に格差はありますが、情報には格差はありません。(だからこそ機会の重要性が増しています。)
プログラマーと同様、ゲームクリエーターも特に資格があるわけじゃないので、その定義は人それぞれです。今回も最小限のゲームクリーエーターになる方法です。芸人がすべて売れているわけでもなく、ミュージシャンもそれで食えてない人がたくさんいます。それでも、芸をすれば芸人ですし、音楽をやればミュージシャンです。コンビニでバイトをしながらでも、ゲームを作るのであれば立派なゲームクリエーターです。
ゲームを作っている現場のプログラマーも、自分は「プログラマー」だと思っている人もいるでしょう。またゲームを作る仕事は分業が進んでいるので、現実としてプログラムを組まないゲームクリエーターの方が多いでしょう。
ゲームクリエイターになるというのは、プログラムが出来ることが前提だとして
今やプラットフォームは多岐にわたります。
それらのどこに焦点を当てるのか、売るからには何が売れるゲームなのか
市場調査も必要だと思います。
プログラムだけ出来ても、それはプログラマーなだけなので
ゲームを作るノウハウ、人脈作りなどを考慮すると専門学校か
ゲーム会社にアルバイトとして入るのが近道なのではないでしょうか?
いいですね!Unityはそういうコンテンツを考える人に最適なツールです。私など絵が下手なので本当はゴリゴリコードを書いてドヤ顔をしたいのです。
専門学校がいいかどうかは個人差も大きいので微妙な問題です。ただ、専門学校へ進学を決める前に、2年間という短くない時間と安くない授業料を費やす前に、気楽に無料のツールと無料の講義を受けたらいいと思いますよ。
こんにちは。ちょっと面白そうだったんでコメントします。
私はオリジナルキャラクターを考えるのが趣味なのですが
自分で考えたキャラクターのゲームを作ったりとか…
Unityを使ったら簡単に出来そうですね。
これで作ったゲームを同人誌即売会で販売してみたいです。
Unityもプログラムは必要ですが最小限です。ゲーム開発で必要とするプログラムは3種類あります。呼び方は自己流ですが「システム」と「スクリプト」と「ツール」です。その「システム」と「ツール」はUnityが用意してくれているのでスクリプトだけが必要です。コンテンツの製作に集中できる環境になっています。まあコンテンツを作ることこそ大仕事なのですが・・・。UnityによってOpenGL, DirectX などを勉強しなくてもゲームの形を作ることができますよ。
現実的な考えだと、専門学校に行くのが近道だと思います。
そこで最低限のクリエーターとしての知識やノウハウは得られるのではないでしょうか?
もちろん、ツールで手軽にゲームを作れる事は魅力ですが、『自作ゲーム』の領域を出るのも難しい気がします。
あとは、どれだけゲームが好きか、といった情熱もとても大きな要因だと思います。ゲームを多くやる人、好きな人ほど、色々なアイデアやひらめきが出るものだと思います。
挫折してもまた挑戦すれば良いと思っています!失敗じゃない、まだ成功していないだけだ!的な。ドットインストールは1動画3分なので軽い気持ちで始められますし、オススメです。
http://japan.unity3d.com/blog/press/2013/05/21/unity-ios-%E3%81%A8-android-%E3%82%92%E5%90%AB%E3%82%80%E5%80%8B%E4%BA%BA%E3%83%BB%E5%B0%8F%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%AE-%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4/
の通りiPhoneを配信できます。一般に配信するときはAppleの審査をパスする必要がありますけど個人でも可能です。
ゲームを作りたいという意思やアイデアがあっても、プログラムを学ぶ段階で挫折してしてしまった人たちは多いと思います。
昔と違ってゲーム作りの敷居って低くなったんですね。
やろうと思う意志さえあれば、ドットインストールのUnity入門…できるかな?
気になったので専門学校のカリキュラム http://www.jec.ac.jp/course/ci/curriculum/ を見てみました。なるほど、学校っぽいです。プログラムの基礎をしっかり学ぶようです。
ゲーム開発プロジェクトの多くはまだUnityを使っていないでしょうし、就職を目的とする専門学校らしいカリキュラムだと思います。
今回の記事はイマドキのゲームをサクっと作って第一歩を踏み出してもらい、必要に応じて各分野について深めて貰えればいいと思って書きました。先のカリキュラムにアセンブラの授業がないように「ゲームを作る」という仕事に使用頻度が低くなった知識はいかに省略するのかが大事だと思います。
この記事は今が旬です。数年で違う方法が主流になると思います。
専門学校に行かなくてもゲームは作れることを知ってもらえればいいと思います。
大昔のゲームを遊んでいた人間から見ると、今や3Dにあらずばゲームにあらずって感じですね。ゲームクリエイターになるのは発想力が大切だと思うんですが、やっぱりプログラムの壁は厚いですね。その壁を乗り越えて、面白いゲームが出てきてくれることを願っています。
友達がゲームクリエイターの学校に行ってます。専門学校で教えて貰っている内容と違うと感じました。たぶん先生(講師)のやる気とか教え方にもよるでしょうけど。実際ノウハウを教えてもらうにもキチンと教えてくれない先生もいるので何から手をつけて良いのか解らない子も多いそうです、、。
初めて書き見させていただきます。
ゲームクリエイターへの夢…私も少なからず持っていました。しかしなにから手を出していいのかわからず、RPGツクールでお茶を濁したり(しかも挫折)…。
そんな自分にどこまで出来るかわからないけど、Unityの受講を思い切って始めちゃおうかなって考えてます。
マルチプラットフォームというのがすごいですね…オリジナルのゲームをiPhoneアプリとして配信できたりするのかな?