こんにちは、ヤマヤタケシです。
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最近、ソフトウエア・エンジニアに戻って来ました。
事業が赤字ですし、黒字のめどが立たないので、生活費を稼ぐ必要があります。自分がお金優先で仕事を比較検討した結果、コンビニのバイトや、電気工事士の見習いよりも、収入が良いみたいです。
今回、「お金優先」なのです。普通で、当たり前かもしれませんが、10年前、大学4年生のときは、「ゲーム会社に入って、生活できれば最高!」と思っていました。その夢がかなって若干飽きて、今に至っています。
さて、前職と同じようにパソコンに向かって、キーボードをカチャカチャやっていますが、お金と労働の関係がけっこう違いますね。ソフトウエアを作って、お金を入手するという事は同じでも、いろいろな働き方があります。
いっちょ、比較してみましょう!
正社員から、個人事業主へ、極端から極端へ突っ走り、今はその間の派遣社員やっているので、人よりも視野が広いと自負しております。
あ、もちろん個人事業主は続けていますよ。縮小営業中です。つまり、個人事業主であり、契約社員であり、派遣社員です。
さて、ソフトウエア・エンジニアの立場を思いつくままに列挙します。
新卒の正社員、中途の正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、パートタイマー、フリーランサー、フリーエンジニア、個人事業主、代表取締役、取締役、作家、ノマドワーカー・・・。
立場てきに整理すると、こんな感じ。
– 経営者
– 個人事業主
– ノマドワーカー
– 作家
– フリーランサー
– フリーエンジニア
– 取締役
– 代表取締役
– 従業員
– 社員(月給)
– 65歳定年
– 新卒採用の正社員
– 中途採用の正社員
– 契約社員
– 派遣社員
– 時給
– アルバイト
– パートタイマー
たくさん有りますね。そのうちのいくつかを詳しく書きます。
新卒採用の正社員
僕も10年続けました。大企業では、メジャーな採用方法です。普通の学生はまずこれを目指しますね。
– お客さんは誰か?
社長、取締役、部長、課長、直属の上司、取引先。
利害関係者がたくさんいますが、給料に対する影響力の大きさによりお客さんランキングをつけましょう。
– 採用基準
卒業の約1年前くらいに、多くの学生と、競争をします。業務経験ゼロが基本です。組織との相性、基本的な頭の良さ、人柄、扱いやすさなどを重視されます。面接が大事です。
– 契約期間:
65歳までです。そのあとも、再雇用があるかもしれません。
ただし、会社の財務状況により、希望退職、整理解雇、倒産することがあります。
– 収入:
金額は会社次第です。普通は、安定しています。会社が倒産しても、労働債務の優先順位は高いです。
定期昇給があり毎年あがります。会社全体の前年の業績、今年の見通しに応じた額で基本給の何ヶ月分で計算されます。
– メリット:
毎月お給料が入って来ます。
同期入社の仲間ができます。
会社が教育コストを投資してくれます。
先輩が仕事を教えてくれます。
– デメリット:
自然と、組織に最適化されていくので、だんだん組織の中でしか生きられなくなります。
組織の中でしか生きられないのに、不況の度に希望退職が実施され、追い出される圧力を受けます。
(リーマンショックの後、希望退職で肩を叩かれ、去っていく先輩の後ろ姿は切なかったです。)
基本的に、副業が禁止されています。
契約社員
– 説明
今の僕の肩書きの1つです。
個人事業として、お金を稼ごうとしていましたが、派遣社員として雇用したいという事なので、間に派遣元の会社として入ってもらっています。
– お客さんは誰か?
契約社員は正社員ほど、役員は興味がありません。変動費です。
そのため、現場の決裁権を持つ監督がお客さんランキングNo1です。
– 契約期間:
期間が決まっています。3ヶ月とか1年とか、契約次第です。
– 収入:
契約次第ですが、毎月入ります。
– メリット:
契約次第では、大きな収入を望めます。
期限が決まっているので、雇い主としてのリスクは低いです。
ダメな奴は更新しなければ良いのです。
– デメリット:
当たり前ですが、契約が切れたら、収入が途絶えます。
次の仕事を探す必要があります。
安い契約で始めて、貯金ができなかったら、人生が詰みます。
きっちりと、保険、年金、税金が取られます。
派遣社員
– 説明
派遣先の他社の指示に従って、働きます。
給料は、派遣元から支払われます。
2種類ありますが、ソフトウエア開発は、「専門26業務」のうちに入ります。
– お客さんは誰か?
契約社員と似ています、派遣先の会社の現場のトップが一番大事なお客さんです。
派遣元は、むしろ、自分がお金を払って雇っているという感覚が大事です。
直接契約に切り替えても良い訳ですし。まあ、それをさせない契約を結んでいるかもしれませんけども、とにかく、お金を出すのは、派遣先の企業です。
– 契約期間:
「専門26業務」なので、期限は契約次第です。
しかし、どうやら、改正の動きがあるようで、なんとも。
– 収入:
派遣元の会社の社員なので、派遣元のさじ加減です。
派遣先がいくら支払っているか、知らないところスタートです。
– メリット:
様々な現場を経験でき、技術の幅が広がります。
派遣元が、仕事を探す営業活動をしてくれます。
事務手続きはやってくれるので、確定申告などをする必要がありません。
良い派遣元は、営業力が有るので、自分の能力を高く売りこんでくれて、さらに適正額を引いて、高い給料を支払ってくれます。
– デメリット:
悪い派遣元は、営業力がないので、自分の能力を安く売り払って、さらに、高いマージンをとるので、安い給料しか払ってくれません。
派遣先がヤバイところだと、大変です。
個人事業主
事業を行います。
実のところ、個人事業主だろうと、株式会社だろうと、LCCだろうと、それは損得をベースに使い分ければ良い話であり、重要のなのは、事業を黒字にする事です。
引き継いでも良いし、新しく作っても良いです。
フランチャイズに入っても良いし、独自の研究をしても良いです。
何でもありですが、お金を払うお客さんとの関係で決まります。
– お客さんは誰か?
社員系の取引先は、通常1カ所ですが、事業と行った場合は、複数のお客さんを相手にする方が多いでしょう。
製品を作るのであれば、それを買ってくれる大勢(?)の人たちですし、業務を請け負うのも、その金額とボリューム次第では、複数の案件を抱えるでしょう。
– 採用基準
自分で起こした事業に、自分を雇用します。
一人芝居です。
– 契約期間:
経営者と労働者が自分なので、無期限です。死ぬまで働けます。
– 収入
利益が収入です。
利益=(価格−原価)×個数-経費
売り上げは一見収入ですが、それは、経費を引く前の額なので注意しましょう。
– メリット
今の自分のように、赤字の事業と、給与所得がある場合、ちゃんと申告すれば税金が安くなります。
なぜなら、事業所得と、給与所得は別で計算してから、合算するからです。
まず、個人事業主は、事業の決算をして、事業所得を計算します。
その後に、個人の収入として、給与所得、事業所得、配当所得、雑所得などを合算します。
事業所得が赤字であれば、給与所得などと合算すると、個人の所得減り、その分所得税と住民税が安くなります。
– デメリット:
基本的には、全て自己責任です。もう、なんにもありません。
誰もわざわざお金を持って来てはくれません。
取りにいく必要があります。
思うこと
さてさて、たくさん書きました。この記事は、5年ほど前の自分に言いたい事ですし、今の自分の脳内整理です。
いろいろな契約形態、立場がありますが、お金を稼ぐという目的がある以上、誰がお客さんかを見極め、そのお客さんと自分の関係が良いか?悪いか?を判断すべきですね。
社員だろうと、派遣だろうと、事業主だろうと、社長だろうと、苦労する人はするし、楽しんでいる人は楽しんでいます。気づきました。そんな肩書きは、ライフスタイルにあまり関係がありません。ワーカーホリックな社長もいれば、社員もいるし、アルバイトも、派遣社員も、契約社員います。その逆もあります。
結局は、自分自信の働くスタイルであり、ストレスと収入のバランス、生活と仕事のバランスをどのあたりに置きたいか、置けるだけのスキルがあるか、ということです。
そういうのも分かった上でも、僕は、「社長」という肩書きに執着していこうと思います。引くに引けないですし(笑
今は、事業は絶賛赤字営業中なので、派遣社員でも何でも、スキルと時間を収入にして、資本を確保します。借金をするメリットがあるほどのプランはまだありません。
まだ、起業家1年生なので、10年後を見据えて一歩一歩進んでいこうと思います。
ここで、こうやって書いとかないと、派遣社員に甘んじてしまいそうですからね。それぐらい毎月の収入というのは欲しいものなのです。
イマドキの製品は、改良を重ねてまくって、しかも効率よく作っています。なかなか、かないません。世の中、でっかい金を調達して、突っ込んでいるスゴイ連中がゴロゴロしています。臆病な僕は、小さく始めました。これは、自分のスタイルですし、それが可能なところが、ソフトウエアの良いところです。
会社員を続けていたときは、会社員の働き方をしか知りませんでした。しかし、辞めてうろうろすることで、いろいろな人と出会い、働くスタイルを見直すきっかけになりました。
同じようにプログラムを組むだけだとしても、その契約による立場が、考え方、気分に大きく影響を与えます。これは、ソフトウエアだけではなく、広くエンジニアにも当てはまると思います。
お金を稼ぐための行動は、すべからくビジネスです。正社員もビジネスです。かなり、割の良い立派なビジネスです。だから、前職の会社の正社員というビジネスに負けないビジネス、圧倒的なビジネスを構築してやりますとも!!
そんじゃまた。