こんにちは。ヤマヤタケシです。
2016年も終わりに近づいています。
年末ということで、飲みのお誘いをたくさんいただきました。
飲むのは嫌いじゃないこともあり、ほいほいと参加してしました。
その結果、ヤマヤカンゾウさんはギブアップを宣言しています。
そんな飲み会の後は終電になることが多々ございます。
品川駅の京浜東北線は様々な終電があります。
大船行き最終、桜木町行き最終、蒲田行き最終・・・・など、だんだん終点の駅が近づいてきます。
0時あたりから常に終電なので、多少の温度差はありつつみんな気が立っているのです。
そんなとある終電での出来事を書き残します。
ホームにはたくさんの人たちが待っています。ホームの端から端まで人で埋め尽くされています。
そして滑り込んでくる電車にはすでに人がパンパンです。
列車が到着して、たくさんの人が降ります。
それよりもたくさんの人が乗ります。
僕は次の電車でも問題なかったので、見送りました。
大人の余裕を発揮しました。
これが良くなかった。
1分ほどで、次の電車がやってきました。
滑り込んできた電車は乗車率30%ぐらいでしょうか、この時間にしては奇跡的に空いています。
直前の列車が地獄の乗車率だったためでしょう。
なんと、運が良ろしい。
そう思って、乗り込みました。
おっと、年末の0時を超えた電車にまさかの子供連れです。
男の子、女の子、ベビーカーの中には赤ちゃん、母親?、祖母?の5人が座っていました。
子供が真夜中のハイテンションになっていて、「オーケーグーグル!」と大きめな声でスマホで遊んでいます。
ちょっとうるさいか?
まあ、空いてるし、昼間なら問題ないレベルかも。
あまり注意しない親なのか、子供はのびのびとしていました。
と、若干のストレスを感じつつも、許容範囲でした。
そして、赤ちゃんが泣き出しました。
「うぇーん」
赤ちゃん・・・。
まあ、しょうがない。赤ん坊は泣くもんだ。
やっぱ、赤ちゃんは野生度が高いです。
空気なんて読むわけもなく、そこそこの力量で泣いています。
結構、電車内ストレス度がアップしたなと思いつつ、やり過ごそうと思いました。
しかし、60歳くらいのオッサンが、「黙らせろ!うるさい!非常識だ!」と、でっけー声で言いました。
このオッサン、さらに社内のストレス度を高めました。
赤ちゃんの祖母らしき女性もキレました。
「あんたも、昔はこうだったんだろ?赤ちゃんを黙らせろとか、信じらんない!」
意外な反撃に驚きました。
が、少しは申し訳なさそうにして欲しいところでもあります。
8:2でオッサンが悪いと俺はジャッジします。
年寄りは大きな心があるという先入観が打ち砕かれた瞬間でもあります。
イキがった若いもんじゃなくて、60歳位のオッサンが赤ちゃんを黙らせろは良くない。
当然、赤ちゃんもさらにヒートアップして、全力な気です。
オッサンの気持ちも2割はわかるが、状況を最悪に導いたのはお前だからな。
さらに追い打ちをかけるように、俺の隣に経っていたうつむきがちな青年が、
「子供が一番可愛そうだ。子供が一番可愛そうだ。子供が一番可愛そうだ。子供が一番可愛そうだ。」
と、同じ言葉を繰り返し始めます。
そりゃ俺もそう思うけど、あんた、こええよ。オッサンに堂々と言って。
この最悪な状況を好転させるアイディアはないものか?
ウマイこと言って、カッコつけたい。
ヒーローになりたい。
そんなことを考えていたけれども、程なく電車は蒲田に到着し、俺と黙らせろおじさんは下車しました。
しばらく、黙らせろおじさんの背中を観ながら歩いていましたが、このオッサンは独身っぽいですね。
なんだか、切ない老後が透けて見えました。
俺も、そんなルートに載っている説ですが・・・。
あの時、どうすればよかったのか、帰り道に考えていたら、ひとつ思いつきました。
「俺がキチガイ風に叫ぶ」案。
アァァァーって。場を持っていく。
赤ちゃんが叫ぶよりも最悪なヤツ登場。
・・・、いやダメか。
笑うとか。
「はっはっはっは、元気の良い赤ちゃんじゃのー。
日本の希望じゃ、日本は安泰じゃなー!
はっはっは、おっさん、日本の未来を潰す気かね?
この日本のお荷物、はよ死ね!」
うん、これは良いかもな。
赤ん坊連れが0時を超えた時間に電車に乗らなきゃいけない状況も疑問だけど、それを許容できない連中もイマイチだ。
そんな、ストレスいっぱいな終電を避けて通りましょう。
タクシーがもっと安ければ、あるいは、電車がもっと高ければ、あの地獄が緩和されるかもしれません。
そんじゃまた。
2017/01/05 追記。こういう流れが理想だったなー。