こんにちは。ヤマヤタケシです。
投資とギャンブルはよく比較されます。その違いは、還元率が100%を超えているのが投資、100%を下回っているのがギャンブルです。
投資は目論み通りにいけば儲かるはずです。しかし、ギャンブルはルールや胴元の取り分をちゃんと理解すれば、計算上は損をする事が決定しています。また、投資も目論み通りにはなかなかいかないので損をすることもあります。そのため、投資とギャンブルが混同されるのでしょう。
株であれ投資信託であれ目論みもなく適当に売買すればギャンブルになります。適当な当てずっぽうならば、証券会社の手数料分どんどんお金が減っていきます。
この前、テレビで面白可笑しく芸人?がバイナリーオプションをやっていました。これは「投資」としての紹介でした。バイナリーオプションは、2分後に為替相場が上がるか下がるかを予想して、掛け金を設定します。当たれば掛け金がX倍になり、外せば掛け金が没収されます。その番組では、直前1時間くらいのグラフのみで予想していました。完全に適当です。2分という単位だと、為替相場はノイズもあり細かく上下します。あまり傾向が見えません。そのため上がるか下がるかは50:50(フィフティーフィフティー)です。ショックだったのは、当たったときの倍率が175%だったことです。
これは儲からない・・・。
芸人はなんだかんだ10回のうち5回くらいは正解していました。しかし、あっという間に50,000円が数百円になり最小単位が1,000円なので終了です。
2回に1回勝てるとすると、このギャンブルの還元率は、 175% * 0.5 = 87.5% です。宝くじよりましで、競馬よりは悪いくらいで、パチンコやスロットくらいです。還元率100%で、無限回遊べば減りもせず、増えもせずです。今回のバイナリーオプションのばあい、50:50なので、儲けるには当たったときの倍率が200%より高くないといけませんし、そうすると胴元が儲からないので成立しません。もう少し長い目で見ればノイズの影響がなくなって多少は還元率が上げります。それでも、100%を超えられるかどうか・・・。
とういうことで、バイナリーオプションはやらない!という結論です。まあ、パチンコに行くつもりでパソコンの前で一喜一憂するなら悪くないかもしれませんけど、投資とは認めない!
まとめると投資は少なくとも始める段階では還元率が100%を超えています。ギャンブルは下回っています。
そんなわけで、ビジネスマンとしては還元率100%を超える絵を描けるようになりたいと思います。
そんじゃまた。
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