夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘。って本読みました。

こんにちは。ヤマヤタケシです。

帰ってから湯船にお湯を張り、あちこちボキボキ言う体を沈めての読書タイムが終了しました。夢中に読んでて気づけば2時間経ってます。2回ほどお湯を足しましたとも!

読んでいたのは、こんな流れで、買ったこの本です。

わかるー。わかるわー。ほんまー、そうですよねー。

この本の著者は博報堂に入社し3年8ヶ月で辞めてフリーのライターになります。840万円の年収を蹴っ飛ばして辞めるのは豪快です。その後、ネットニュースの編集者という肩書がメインで活動中です。14年間、フリーランスとして継続されており、それなりな収入もあることが感じられます。

会社を辞めて色々思うところをこのブログにも書いていましたが、この本を読むとそういう気持ちになるのは自分だけじゃないんだなと、ちょっと安心しました。別に一緒でもなんでもないので安心なんて誤解もいいところでしょうけど、似たような気持ちで頑張っている人がいるんだというのは勇気がでます。

別にフリーランスなんていいもんじゃない、「イケてるサラリーマンは自由であるという真実」なんて、まさにその通りです!

今は仕事のありがたみをしみじみ噛み締めながら生活しています。とはいえ、仕事の奴隷になる必要もないことも知っています。仕事との距離感を保ちつつ人生を設計するのが「大人」ってやつでしょう。

この本は、サラリーマン社会を赤裸々に描いている部分があります。学生の方は変に耳年増になりそうなので読まなほうが良いと思いますけどね。

この本は、「夢」は寝て見て、現実の目標に邁進しろという、結構前向きな本でした。全体的に、夢を否定する内容は少ないので題名は販売戦略的な釣りです。内容の多くは、地に足をつけた派手でも地味でもない冷静な「仕事」に対する経験談です。

うっかり真似すると火傷するようなビジネス本が多い中、安心感があって面白い本でした。

そんじゃまた。

そんじゃまた。