「カードゲーム人間椅子-快楽追求編-」の赤裸々原価計算

こんにちは。ヤマヤタケシです。
ここは個人ブログなので、自宅のようなものです。
赤裸々に語ります。

さて、「カードゲーム人間椅子-快楽追求編-」が一応の完成を迎えました。
それを、「ゲームマーケット2020秋土曜日ウ17」にて「定価1500円」で販売します。
販売なの?頒布なの?というのは少し調べましたが、商売目的なら販売で、そうではないなら頒布だそうです。
商売目的です。しかし!赤字が垂れ流されています(笑

定価1500円はどうでしょう?
ちょっと高いと思いますよね?
でも、制作者としては定価を3000円にしたいくらいなんです。
でも、1500円くらいが妥当だと思って値付けしています。
そんな事情は知っている人には当たり前なんですが、赤裸々に計算結果を公開してみます。
これから作る人には参考になると思います。

今回、カードゲーム人間椅子を20個売る想定で仕入れています。20個作ります。
なぜ20個なのか?
このゲーム、江戸川乱歩の最高の変態小説をモチーフにしています。「佳子ー!」と叫びながら遊びます。そう、あまり大衆的だとは思えません。20個も売れ残る覚悟があります。

さっき計算した結果がこれ!

ババーン!

解説。
20個に十分な数を購入するけど、20個では買えないものもあります。
説明書は100枚単位になります。
箱のシールは20枚だと割高なので40枚にしました。
ライオン名刺も100枚単位です。1セット(19種類50枚)を工夫して最小限の個数に押さえています。
そんなわけで、20個作るとすべての材料がなくなるというわけではありません。
そういうのもあるので、割り算をして1個当たりの価格で計算しています。

直接材料費だけで、1000円以上かかっています。ここまでなら、定価1500円なので、500円の粗利がでます。
しかし、今回イラストをクラウドワークス経由で描いていただいたので、その報酬が発生しています。
ゲームマーケットの会場費も17000円(友人と折半する)かかっています。
それを20個で割るとそこそこな金額になり、原価は2800円となりました。
経費は固定費なので、40個、100個…と個数を増やすと1個あたりの経費は安くなります。

この計算書、驚くべきことに、自分の労力に対する報酬がゼロ円です!
ゲームをデザインして、テストプレイして、試作を作って、などの報酬がゼロ円です!
やったぜ!修行感ある!

自分の報酬は、1,00個売れたくらいから発生するかなーと考えています。妄想しています。
1,000個売れれば30万円くらいになり、10,000個売れたら300万円になる!かも。

まあ、20個すら売れ残るようなら、夢のまた夢…

ぜひ!「カードゲーム人間椅子-快楽追求編-」を「ゲームマーケット2020秋土曜日ウ17」で手にとって見てください。
コロナのせいで、試遊はできません。
ぜひ、勢いで購入していただければと思います。

そんじゃまた。

あ、そうそう、萬印堂さんの「小ロット印刷応援パック」だと、1個の原価が700円になりお得です。
箱の在庫があったり、萬印堂さんの締切に間に合わなかったりしたので、使ってません。
共同出展する友人203はこれを使いました。次の新作はこれを活用したいと思っています。
小ロット印刷応援パック、一新します!